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zoom RSS 名和晃平展に行って来ました。

<<   作成日時 : 2011/07/31 15:15   >>

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先日、東京都現代美術館に以前から見たいと思っていた「名和晃平−シンセンス」を見に行ってきました。

毎度このような規模のアート展にいくと文字や音声の説明が非常に多く、そこに立ち止まり作品よりも説明文を見せることで観覧者の停滞を生むような展示スタイルに辟易していたので、説明が全くないスタイルはスッと違和感無く見ることができました。
モノの見方について多様な問いかけや気づきが生まれる作品群はとても面白く、なんて言うかその視点は建築に採りいれることが可能なのではとも感じました。

例えば特に良かったポスターにもある「BEADS(ビーズ)」。そしてアクリルにドットを配置し多重化させた「GLUE(グルー)」
特にビーズは剥製という過去に生きた物をモチーフにしながらも水滴のような透明な球体で覆うことで、元生き物でありながらも全く匂いを感じさせない純化し結晶化した何かに変化しているように感じました。
水滴のような皮膜を通してみる中身は剥製であっても剥製という情報に分解され、そこに剥製臭は存在しないというか。

住宅建築でよく内外の境界を曖昧にする、外部を内部に採り入れるプランというのがあります。しかしそこにある外部は本来100%無条件に取り込みたい外部でしょうか。見える景色の中にはペラペラな新建材のご近所や派手な看板、車の騒音という物理的なものから、緑と切り離せない害虫や気候条件、あるいはご近所の人間関係や近隣からの視線等々。
本当の意味でリラックスできる空間とはこれらストレスを無視したり強引に開放したりせず、守りながらも優しく外にはストレスがありますよと教えるくらいのニュアンスがちょうどよいと考えていました。

・・・剥製の鹿はビーズのなかから何を見ているでしょうか。

大きな窓で外部と内部を直結したり、囲われた外部に対して開くような2重の内部をつくること等の、いわゆるのプランニングにおける解答とは全く別の、そもそも内部と外部の境界である窓、さらには壁自体をBEADSやGLUE、さらに他の作品群が示唆しているものに置き換えることで、何か新しい空間が生まれそうな感じがしました。

私の基本的な考えは建築をシェルターとして捉えています。何故なら外部とはストレスが溢れかえっている状態にしか見えないからです。しかしフィルターとして捉えることが出来れば、内部の外部に対する開放度をONOFF、0−100だけでなくその中間の設定が出来るのではないか。すなわち身体的精神的なストレスを感じずに外部を柔らかく認識することが可能になるのではないかとおもったのです。それはストレスから切り離された空間よりもストレスの存在を認識しつつ切り離せるので、内部だけでなく外部にも自らのストレスフリーのなわばりが拡張する感じになるはず、という予想です。どこかのプランでチャレンジしたい!

そのようなフィルターあるいはスキンは、単純に障子やスリガラスというのとはちょっとちがうはずなので、いくつかを組み合わせたり新しく製作してみたりしていろいろやってみたくなってきました。


そのあと東京アートフェアーに移動して、偏りがちな自分の好み、それ以外のシーンはどんな感じになってるのかなって感じで見てきました。
画像


一つビックリしたのはいわゆる人物画で美人のモデルさんの絵を出展しているギャラリーがあって、このモデルさん美人〜と話していたら、そのギャラリーのパンフを配っている女性がそのモデルさん本人だったこと!これにはビックリ。絵も美人だけど本人は+カワイイ♪ う〜ん、絵の中の美人は美人という記号だけれども、そこに本人がいるというのはどういうプレゼンテーションなんだろう。絵のイメージを損なわない振る舞いというのは並大抵ではないとおもうし、本人と話すことで絵からもらうイマジネーションが限定されたりしないのだろうか。・・・とおもいつつ、本人を見れてチョーラッキーでーす♪(オリラジ藤森調)

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